山吹色の雫は春の色


春の桜が見頃をすぎて散り染める頃、山吹の花の黄がまばゆくなります。

『源氏物語」の「若紫」の巻で、光源氏がとある庵で出逢った少女、のちの紫の上が夕日の中、まばゆいばかりの山吹襲(やまぶきがさね)の衣装をまとっていたその色彩感覚に感動する。

現代に生きる日本人として、この繊細な色の美意識を紡いでいきたいと切に願っています。

春の色を追加いたしました。