波しぶきを意匠化した波文を、向かい合った二本の曲線で「湧き立つ」さまを表現する立涌の間に配置する波立涌文は有識文様のひとつ。正倉院の宝物にも確認される古い文様で、能の装束などにもしばしば用いられます。静かに寄せては返す波のように、時には大きな波のうねりのように、人と人が関わりあい言葉を交わしあう場にもよく似合います。
色:青
サイズ:113cm×34.5cm