地面から立ち上がる陽気が瑞雲になるさまを表す縁起の良い文様。格式ある有識文様で、古来より身分の高い人の衣に用いられてきました。空に浮かぶ雲は、ひとときとして同じ形を留めることはありません。朝日や夕日に照らされて色を変え、月のひかりをまとって漆黒の夜をなぐさめてもくれます。雲を立体的に織り上げる唐織は世界でも唯一無二の職人の技術。大空を見上げて雲の形を追いかけるときの自由な心を暮らしのなかに取り入れてみませんか。
色:香色地深縹色(こういろじふかはなだ)
太陽の光のなかを力強く沸き立つ雲が大空を渡りゆくさまを、濃い青と金糸の強い対比の配色で表現しました
サイズ:115cm×31cm